デザインに込めた想い 〜ギザコットンTシャツ〜
早くも全国で猛暑日が続く今年の夏。休日のお出かけにも、通勤にも使いやすいTシャツが手放せなくなってきました。
KAPOK KNOTはこれまで、秋冬用のアウターをメインにお届けしてきましたが、今年から春夏に活躍するアイテムも展開中。
なかでも、ブランドとして満を持してお届けするのが「ギザコットンTシャツシリーズ」です。「1枚着れば様になる」まるでブラウスのようなアイテムを目指して、3型のTシャツを作りました。
この記事では、KAPOK KNOTが初めてのTシャツ作りに込めた想いをご紹介します。
<ギザコットンTシャツシリーズ>
初めてTシャツを作った理由
Tシャツを着ている時にこんな悩みを感じることはないでしょうか。
「風通しが良くて涼しいけど、頼りなくて安っぽく見える」
「動き回るビジネスシーンでも着れるTシャツを着られたらいいのに」
そんなお悩みを解決するために作ったのが「ギザコットンTシャツシリーズ」です。
“Chic and comfy”を掲げるKAPOK KNOT HOMEのアイテムとして、動きやすく着心地も良い“comfy”な素材ながら、外出にも着ていきたくなる“chic”なデザインを追求しました。
さらに、ブランドとして「一着を長く愛用していただきたい」という想いも込め、着続けてもヨレにくい強度のある素材にこだわりました。
着心地がよい素材の秘密
エジプトのナイル川流域、ギザ地方でとれる綿、その名も「ギザコットン」。世界三代コットンであるエジプト綿の品種の一つで、希少価値の高い素材です。
ギザコットンの特徴は、その繊維の長さ。コットンは繊維が長いほど高級と言われ、ギザコットンは「長繊維綿(繊維長28mm以上)」または「超長綿(繊維長35mm以上)」にあたります。長い繊維は1本1本がやわらかく、毛羽立ちも少なくなることから、滑らかでしなやかな肌ざわりになります。さらに、ギザコットンの繊維は細長く均質のため、軽くて強度が高い素材です。
当初は、カポックを使ってTシャツを作る案もありましたが、カポックは繊維が短く、Tシャツを作ろうとするとパサパサになってしまいます。そこで、繊維の長さにほれ込み、ギザコットンを使うことにしました。
その結果、適度にハリがあり、肌ざわりが良く、長く着用してもヨレにくいという、理想のTシャツが出来上がりました。
デザインのこだわり
さまざまなファッションに合わせられるよう、3つのタイプのTシャツを作りました。それぞれのデザインの特徴やおすすめコーディネートをご紹介します。
「シンプルファッションが好きで、素材の良さにこだわりたい方」にはこのTシャツ。オーバーシルエットで一見カジュアルに見えますが、詰まった襟や肘まで隠れる長めの袖丈がかっちりとした印象に。厚みのある生地なのでインナーも透けにくく、ビジネスシーンにも使いやすいデザインです。
<おすすめコーディネート>
ジャケットと合わせてオフィスカジュアルに
「動きやすく、適度に女性らしさを取り入れたい方」ならこのTシャツ。ブラウスのような袖のドレープ感が、商品名の由来です。袖もドレープの一部に見えるよう長めに作っています。ブラウスは通常、「布帛」と呼ばれる織物の生地で作りますが、あえてTシャツの生地で作ることで着心地の良さがアップします。歩くたび羽のように揺れるこの袖の存在感で、一枚着るだけでコーディネートが決まる、まるでアウターのようなTシャツを目指しました。
<おすすめコーディネート>
スラックスと合わせて、上品カジュアルに
「個性的なアイテムを取り入れ、自分ならではのファッションを楽しみたい方」にはこのTシャツ。胸元の大きな四角形のポケットが幾何学模様に見える、モダンなデザインを目指しました。バックの襟元には華奢なボタンがついていて、後ろ姿はブラウスのよう。前から見ても、後ろから見ても個性が光るTシャツです。
<おすすめコーディネート>
デニム合わせで、カジュアルな中に個性を
最後に
まだまだ続く暑い夏。着心地もデザインも諦めずに、ファッションを楽しんでほしい。そんな想いがKAPOK KNOT HOMEのアイテム、特にこのTシャツシリーズには込められています。
3パターンのデザインを作ったのは、さまざまなファッションを楽しむ方に選んでいただきたかったからです。自分らしいファッションや、これから挑戦したいコーディネートを想像しながら、好きなデザインを選んでいただけたら嬉しいです。
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