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記事: 「KNOT a DAY」スポーツイベントとサステナブル

「KNOT a DAY」スポーツイベントとサステナブル

もうすぐ、東京で開催予定のビッグスポーツイベント。感染対策等の話が目立っていますが、実は未来に向けたサステナブル(=持続可能性)への配慮もしっかり行った上で大会の準備・運営が行われています。

そこで今回は、「スポーツイベントとサステナブル」という観点で行われている取り組みや、私たち一人ひとりにできることをご紹介します。

 

〜本記事の内容〜

・東京大会のサステナブルな取り組み
・スポーツチーム×サステナブル
・スポーツブランド×サステナブル
・私たちにできるスポーツ×サステナブル
・まとめ

 

東京大会のサステナブルな取り組み

東京大会では、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)に貢献し、今後の大会や国内外に向けた課題解決の見本となるべく、準備・運営が進められています。それでは、具体的にどのような取り組みが実施されているのでしょうか。

■再生可能エネルギーの利用
競技会場や選手村、国際放送センター、メインプレスセンターの電力に、再生可能エネルギーを100%使用。
→再生可能エネルギー設備の導入・拡大に貢献

■低公害・低燃費車の利用
大会関係者の移動には、燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)など、排気ガスを出さないゼロエミッション車(ZEV)を可能な限り使用。
→環境負荷を低減し、水素社会の実現に貢献

■都市鉱山を活用したメダルづくり
約5,000個の使用済み小型家電を集めてメダルを作る。
→都市に眠る金属「都市鉱山」を活用し、循環型社会づくりに貢献

■廃棄プラスチックを使用した表彰台づくり
家庭から出たプラスチックを集めて、表彰台を作る。
→使い捨てプラスチック活用のモデルを国内外に発信

■国産木材の活用・再利用
63の自治体から借り受けた木材で、選手村の施設を建設。大会後は各地で再利用。
→国産木材を再利用することで、林業再生や森林保全に貢献

このように、大会開催期間だけでなく、その準備段階から大会後に至るまで一貫してサステナブルな取り組みを実行しているのです。

 

スポーツチーム×サステナブル

スポーツ界で持続可能性を考慮しているのは、4年に一度のイベントの時だけではありません。ここからは、プロスポーツチームが行っているサステナブルな取り組みをご紹介したいと思います。

 

■フォレスト・グリーンローバーズ(イングランド/サッカー)

 100年以上の歴史を持つサッカークラブ。イングランドの中でも実質5部にあたるナショナルリーグに所属しており、サッカーにおける実力は目立ちませんが「世界一エコなサッカークラブ(※)」として注目を集めています。

 <取り組んでいる内容>
・スタジアムで使用する電力・ガスは、全てグリーンエネルギー
・トイレに設置されている手洗い石鹸は、オーガニック製品
・スタジアムで提供される食べ物や選手の食事が、ヴィーガンフード
・ユニフォームの生産に使われるプラスチックの50%を、竹で代用

※これらの取り組みが評価され、2018年には国連から「カーボンニュートラルなスポーツクラブ」としての認証。FIFA(国際サッカー連盟)からも「世界で最もグリーンなサッカーチーム」との評価を受けています。

 

■横浜DeNAベイスターズ(日本/野球) 

横浜を拠点に活躍するベイスターズが掲げているのは「横浜スポーツタウン構想」。スポーツの力で地域に貢献したいという想いから、さまざまな取り組みが行われています。

 例えば、ベイスターズが運営する複合施設のレストラン兼ビアバー「&9」。ビールを注ぐサーバーの取っ手には、選手が試合で使用し折れてしまったバットが使用されています。

 また、昨年スタジアムで提供する予定だった「ベイマグロ皿」。新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が延期されてしまったため、すでに用意していた1100皿分を横浜市社会福祉協議会とNPO法人フードバンク横浜に寄付しました。食糧支援を必要としている方々にお届けすることで、食品ロスを防いだのです。

 

スポーツブランド×サステナブル

スポーツを行う上では、身につける洋服やアイテムも欠かせません。続いて、ファッションブランドKAPOK  KNOTも気になっている、スポーツブランドの取り組みをご紹介します。

 

■ナイキ「Move to Zero」

※画像はイメージです。

 

地球環境とスポーツの未来を守るために、アイテムの生産過程で排出される炭素と廃棄物をゼロにすることを目標に掲げ、取り組んでいる活動です。

 <具体的には>
・2008年以降に設計された「Nike Air(シューズ)」のソールは、製造工程で再生可能エネルギーを100%使用。素材の半分以上は、製造廃棄物をリサイクルしたものを使用。

・「Nike Flyknit(シューズ)」は靴の上部(アッパー)を設計段階で、従来の60%廃棄物を削減。製造段階では、6億本以上のプラスチックボトルを再利用。

 

■アディダス「FUTURECRAFT.LOOP」

※画像はイメージです。

 

2019年春にアディダスが発表した、リサイクル可能なランニングシューズ。接着剤を使わず、熱可塑性ポリウレタン(TPU)という一つの素材だけで作られたシューズです。

この靴は、履き潰してしまってもその後裁断して溶かすことにより、新しいシューズの原材料として100%再利用することが可能。実際、サンプルとしてランナーやジャーナリストに配布された200足は、その全てが新しいシューズに生まれ変わったそうです。

2020年末までは試験的な展開を行い、2021年からの一般発売を目指しています。

 

私たちにできるスポーツ×サステナブル

ここまでは、スポーツチームやブランドが行っている取り組みをご紹介してきました。それでは、私たち一人ひとりにできるスポーツ×サステナブルな取り組みとはなにか。KAPOK KNOTが考えてみました!

■プロスポーツチームが行っているサステナブルな取り組みに参加する

今回ご紹介した2つのスポーツチームだけでなく、サステナブルな活動を行っているチームは他にもたくさんあります。例えば、会場でペットボトルキャップを集め、その量に応じて貧困に苦しむ子供たちに寄付をしたり、ファンイベントの一環としてゴミ拾いを行ったり。あなたの身近なスポーツチームについても、ぜひ調べてみてください!

 

■環境に配慮されたアイテムを使う

地球環境に配慮して作られているスポーツアイテムの中には、サステナブルなだけでなく、機能面で優れているアイテムもたくさんあります。

ちなみにKAPOK KNOTが昨年発売した「エアーライトジャケット」は、耐水性にも優れているため、スポーツやアウトドアとの相性抜群ですよ!

KAPOK KNOT「エアーライトジャケット」

 

まとめ

今回ご紹介した通り、スポーツ業界はサステナブルを意識した活動に大変積極的です。SDGsなどの言葉が注目されるなか「自分には何ができるんだろう」と思っている方は、スポーツを入り口に新たな取り組みを始めてみてはいかがでしょうか?

まずは、これから始まる4年に1度のスポーツイベント。選手の活躍を応援しながら、あなたにできることをぜひ考えてみてください!