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話題のサステナブルファッション|おしゃれで環境貢献!

皆さんは、自分が着る服を選ぶ時、何を基準にして買っていますか。
値段やデザイン、素材など、さまざまな選び方があります。
今回は、地球環境を考えた、サステナブルファッションという選択をご紹介します。


サステナブルファッションとは?

「サステナブル」は英語で「sustainable」と表記し、「持続可能な」という意味です。「SDGs(持続可能な開発目標)」などといった形でこの言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。ここでいう「サステナブル(=持続可能)」とは、未来世代が資源などに困らないかつ、現代世代が満足した暮らしができる持続可能な範囲で。という意味になります。科学技術の進歩などにより、私たちは便利な生活を享受できています。しかしその一方で、多大な環境破壊が起きているのは事実です。私たちの子どもを含む未来世代の人たちの生活を損ねないよう、自然環境に配慮したサステナブルな暮らしが必要とされているのです。さらにサステナブルは環境面以外にも、社会的そして経済体な持続可能制のことも言います。

サステナブルファッションとは、環境面、社会面、経済面において持続可能なファッションということになりますが、一体どのようなものなのでしょうか。



サステナブルファッションが注目を集める理由

サステナブルファッションでは具体的に、
・オーガニックで栽培された素材を使用する
・フェアトレードで、途上国の生産者と正当な価格で素材などを取引する
・動物実験を行わない

といった自然や人、動物などにも配慮した生産が行われています。サステナブルファッションによって、自然環境や他国に住んでいる人、また動物たちを守ることができるのです。

 

サステナブルファッションの3R

サステナブルファッションの取り組みの具体例として3Rが挙げられます。
3Rは以下の3つの内容です。
・Reduce(削減する)
・Reuse(再使用する)
・Recycle(再資源化する)

①Reduce(削減する)
Reduceは、そもそも使用する資源や、廃棄されるものを減らすということです。
具体的には、
・同じような服を買わないように自分の持っている服を把握する
・買った服は長く使う
などです。

②Reuse(再使用する)
Reuseは、すでに持っているものをもう一度使うことです。
具体的には、
・いらなくなった服は寄付したり、フリマなどで出品する
・古着を購入する
などです。ファッションにおいては、Reuseは3Rの中では始めやすいものでしょう。

③Recycle(再資源化する)
Recycleは、使わなくなり捨ててしまうものを別の資源として再活用することです。
具体的には、
・着なくなり捨ててしまう服を、切ったなどして雑巾として使う
・リサイクル素材で作られた服を選ぶ
などです。

 

ファッションと環境の問題

次に、ファッションがどのくらい環境問題と関わっているのかを見ていきましょう。実はファッション産業は、2番目に環境に負荷をかけている業界です。(1番目は石油産業。)「ファストファッション」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。ファストファッションとは、その時期の流行を取り入れた洋服が安価で次々に発売される形態のことを言います。ファストファッションが人気を集める近年では特に、服が大量に生産され、大量に消費されています。大量の服を作るのに必要な素材を生産するのに使用される、化学肥料や農薬が問題視されているのです。また生産量が増えるのに伴い、廃棄される服の量が増加しているという問題もあります。

 

サステナブルファッションのブランドを紹介

ここでは、サステナブルファッションを展開しているブランドを5つ紹介します。

①People Tree(ピープルツリー)

日本発祥のフェアトレードのブランドです。人も木も地球に生きるすべてがフェアに暮らせる世界に。」という想いのもと、オーガニックコットンなどのこだわった天然素材を用いた商品を展開しています。

②Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)

サステナブルファッションの代表とも言える高級ブランドです。動物を犠牲にするレザーやファー(毛皮)は一切使用せず、人工素材を使っています。森林保護など、環境保全にも積極的に取り組んでいるサステナブルブランドです。

Enter the E(エンター・ジ・イー)

人や環境に配慮した洋服だけを集めたセレクトショップ。「服を楽しみながら、人や環境負荷の少ない選択肢を増やせたら」というのがブランドの想いです。農薬や化学薬品、環境ホルモンを使わず、自然環境や生産者の健康を配慮した生産を行っています。

④Kowtow(コウトウ)

ニュージーランド発祥のサステナブルファッションのセレクトショップです。インドにて種から洋服になるまでを一貫してフェアトレードと環境を維持しながら作られた認証フェアトレード・オーガニックコレクションを展開しています。繊細で純粋なかつ芯の強い女性をイメージされたブランドです。

⑤KAPOK KNOT(カポックノット)

カポックとは主に東南アジアで収穫される、木の実から取れるコットン。繊維にすることが難しかったカポックですが、研究開発の末、商品化に成功しました。「消費者」「生産者」「環境」全てに寄り添ったものづくりをしています。

 

カポックノットを選ぶ良さ

カポックノットでは、カポックという木の実から採れるコットンを使ったジャケットやコートを販売しています。カポックの軽さの秘密でもある、繊維の空洞。 寒い時は湿気を吸い暖かく発熱し、暑い時には湿気を放出し涼しく快適にしてくれます。木の実由来の素材なので、動物の毛皮や羽毛を使うことも、木を伐採する必要もありません。

また、カポックノットは3つのことを大事にしています。1つ目は「個人の幸せ」です。機能・デザイン・価格ともにバランスのとれた商品をお届けしています。2つ目は、人の心が通ったサプライチェーンです。労働環境の改善、生産者と消費者の繋がり、フェアトレードなサプライチェーンを構築しています。そして3つ目は、持続性のあるものづくりと消費です。新たな素材、新たな技術、選択による持続可能なものづくりを目指しています。

 

サステナブルファッションで環境に優しい選択を

今回はサステナブルファッションの基本的なことについてお話しました。自分がどんなファッションを選ぶか、服をどう扱うかで環境への影響が変わってきます。長く使える服を買ったり、着なくなった服を再利用したりなど、出来そうなことからやってみましょう。カポックノットはファッションと環境にまつわる話を、記事にご紹介しています。ファッションと環境問題や、フェアトレードなど、さらに知ってみたい人はぜひご覧下さい。

 

編集後記

ニュージーランドでの留学をきっかけにSDGsに取り組みたいと思うようになりました。帰国後、環境面や健康面の理由でベジタリアンの食生活をしています。野菜料理とお米を食べること、自然に囲まれることが好きです。

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