KAPOK KNOTが発信するWEEKLYサステナブル情報 


「KNOT a DAY」



「KNOT a DAY」は日本語にすると、「1日を紡ぐ」つまり「1日1日を丁寧に過ごしていこう」という思いが込められています。また、響は英語で「NOT a day」と同じで、「サステナブルな生活や環境保護はたった1日で実現出来るものではなく、コツコツやり続けることが大切」というメッセージも含まれています。


毎週月曜日の朝7時に、通勤や通学中に読んでいただけるサステナブルに生活するためのヒントや、サステナビリティーについての理解を深めるために役立つ情報をお届けします。


<今週のkishowの一言>

Knot a Day vol.11は、前回の海に引き続き、今回は林業のお話です。
今回寄稿いただいた、(株)HUTTEさんは「環境と経済が両立する森づくり」をビジョンに掲げています。「サステナブルとは社会性だけではなく、社会性と事業性の両立こそがサステナブル」と考える私にとっても非常に学びの多い内容でした。
是非、今回のメルマガを読んで、木やシイタケを見るときにHUTTEさんのことを思い出してください。

それでは、今週も月曜日から、頑張っていきましょう!


KNOT A DAY vol. 11

第2回「私のサステナビリティ」ということで、株式会社HUTTE 代表取締役の今西猛さんに自身と会社の取り組みについて寄稿いただきました。

株式会社HUTTEは「100年後も持続する森と地域を生み出す」を理念に、森づくりと地域づくりを行うベンチャー企業です。数ある事業の中で、今回は「サステナブルサーフワックス」開発の想いや、経緯を詳しく書いていただきました。

【プロフィール】

今西 猛(いまにし たけし)


宮崎県美郷町渡川地区で生まれる。2007年に福岡からUターンを行い地元に。


2016年に渡川に原木椎茸の栽培を行う。当時はまだ珍しかった体験型のイベントと販売をセットにした原木椎茸のオーナー制度を導入する。


2017年に「山と街を繋ぐ」をコンセプトに、宮崎市中心市街地に、「若草HUTTE & co-ba Miyazaki」をオープン。(株)HUTTE林業部門HUTTE FOREST WORKSを立ち上げ、持続可能な林業を行う。

(株)HUTTE創業の経緯

宮崎に大人になって帰ってきた時に、今まで見えてなかった問題が見えるようになったんです。子供の時には何気なく食べていた椎茸の値段がこんなにも安くしか売れないのかとか、可愛いと思ってた鹿が実は畑を荒らす害獣だとか。ただ、人手不足ということで誰も解決する人がいない。それが悲しくもあり、自分を動かすきっかけにもなりました。

林業している人は、子供に「継がなくてもいい」って口では言うんですが、実際に帰ってきたら嬉しそうな顔をしてくれたんです。やはりそういう地元の人の想いを繋いでいくことは大事だなと改めて感じました。

私たちの理念は「100年後も持続する森と地域を生み出す」

(株)HUTTEの林業部門HUTTE FOREST WORKSは「環境と経済が両立する森づくり」をビジョンに、既存の慣習に囚われず、優れた木材生産はもちろんのこと、生態系に配慮した森づくり・森の素材を使用した新たな製品づくりなど幅広く行っています。

その中で、ある日、サーフィン大好きな若手社員の一言で始まったプロジェクトが「サステナブルサーフワックス」です。

実際、海洋汚染問題などは多くの人が目にする機会があり、認知度や関心も高いと思いますが、同じくらい森や地域にも課題があります。

また、海の問題は、森の問題ともつながっています。

例えば、砂浜の減少問題やマイクロプラスチック問題などは、森に関連している部分もあります。今回、このサーフワックスを通して、海洋汚染だけでなく、少しでも多くの方に「森の現状」、「地域の現状」のことを知ってもらい、興味を持っていただけると幸いです。

そして、森の素材を100%使用したこのサーフワックスで、きれいな海を次世代に残し、

サーフワックスを通して、地域や森の課題を解決し、新たな経済が生まれる。

そんな循環する未来を目指しています。

林業会社がつくる『サステナブルサーフワックス』

今年開催された、東京オリンピックでは、日本人選手の活躍もあり、多くの新種目競技が脚光を浴びました。そしてその中の一つに『サーフィン』があります。

最近では、ライフスタイルの一部として、ストレス解消の一つとして、サーフィンを始められる方も増え、国内でも人気が出始めているスポーツです。

そんなサーフィンをする上で、ボードやウェットスーツ以外に必須のアイテムがあります。
それは、『サーフワックス』です。
この『サーフワックス』の役割は、滑り止めです。ボードに乗っている最中、足などが滑り落ちないよう、サーフィンをする前には必ず、ボードにワックスを塗るのです。

そして、本日紹介する本題は、

《林業会社が作る。森と海を繋ぐ「サステナブルサーフワックス」》です。


私たちについて

私たち(株)HUTTEは、「100年後も持続する森と地域を生み出す」を理念に、宮崎県美郷町にある人口300人の限界集落渡川(どがわ)地区を拠点に、林業をはじめ、森の素材を使った商品開発、有機JAS認定の原木しいたけの栽培など、様々な取り組みを行っています。

《サステナブルサーフワックスの素材は、100%「森の恵み」》

まず始めに、「いつまでも綺麗な海でサーフィンがしたい。」この想いから始まったのが、このサステナブルサーフワックスのプロジェクトです。

そして、私たちは、100%天然由来の原材料でサーフワックスを作ることにこだわりました。
主な原材料は、蜜蝋(ミツバチが作る蝋)・植物由来オイル・樹液といった「森の恵み」です。
ここには、普段、森を仕事場とし森に携わる私たちからのメッセージがこめられています。

《従来のサーフワックスは海洋汚染問題と繋がっている??》

なぜ、私たちは、100%天然由来の素材にこだわったのか。
それは、従来のサーフワックスが海洋汚染に影響しているからです。
従来のサーフワックスは、パラフィンといわれる石油由来の素材を主原料に作られています。
そしてこのパラフィンと総称される化合物は、海洋で分解されず、そのまま海中を浮遊し、いま世界的に問題視されているマイクロプラスチック問題へと繋がっています。



《海洋環境に優しいだけではない、サーフワックスを通じて地域課題を解決する》


このサステナブルサーフワックスは、海洋環境に優しいだけではありません。

サーフワックスを通じて、地域の課題解決に向けた取り組みを行っていきます。

具体的に行っているのは、下記二点です。


・耕作放棄地を活用した、サーフワックスの原材料作り

大きな地域課題の一つ、耕作放棄地。放置され、伸びた草は獣害の隠れ家となり、獣害の温床にもなります。そして、なんと獣害による農作物への被害は年間200億円にもなるんです。(※農水省ホームページよりデータ引用)

そこで、私たちは、こういった地域の耕作放棄地を活用して、ひまわりを育て、ひまわりオイルを生産。このひまわりオイルをサーフワックスの原料として活用していく予定です。

・サステナブルサーフワックスの製造は、地元の福祉工房「夢たまご」さんと協力して行っていきます。

ただ自然に優しいだけじゃない「海を守り、地域課題を解決する」それが、このサステナブルサーフワックスです。


《私たちの想い》

私たちは、このサーフワックスだけで、海洋環境を劇的に変えられるわけではないことは、十分にわかっています。

ただ、少しでも多くの人が、「いまの海の現状、森の現状」に気づき、少しでも興味を持つ、きっかけになれると思っています。

素晴らしいサーフィンカルチャーがある宮崎でできたこの『サステナブルサーフワックス』を海が大好きで、海のこれからのことを想うサーファーが使うことで、地域の生産者が元気になり、地域課題の解決にも貢献する。そんな社会を目指します。

そして自分たちの子どもや孫世代に今よりきれいな海や美しい森を残せるよう、行動を続けて行きたいと思います。

《現在、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて先行販売中》
現在、このサステナブルサーフワックスは、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」にて先行販売しています。

(サステナブルサーフワックス マクアケ商品ページ )

ぜひページを見ていただき、私たちの想いや活動に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。


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いかがだったでしょうか?

地域、森、海の想いを繋いでいく今西さんが(株)HUTTEで今後どのような事業を生み出していくのか楽しみですね!


そんな今西さんが個人的に取り組んでいる「私のサステナビリティ」は
・農薬、化学肥料、除草剤を一切使用しない「自然にもカラダにも優しいお米」生産
・素材にこだわった衣類(ECOALF)などを使用
だそうです。


サステナブルサーフワックスのマクアケ商品ページも是非チェックしてみてくださいね!

Suntainable Times
Sustainable Challenge

今日から簡単に始められるサステナブルな活動を提案するコーナーです。

まずは1週間、私たちと一緒に活動してみませんか?


今週は➡


      ~古着で好きなアイテムを見つけてみよう


 古着を着ることで、1着あたりの所有者数が増え、結果として洋服の寿命が延びることに繋がります。ファストファッションの台頭で、洋服の寿命が短くなり、環境負荷の問題も提唱される中、古着を選ぶことも1つのサステナブルな選択肢となります。


少し前まで古着というと着古されたもので、格安品や掘り出し物を探すのが趣味の人たちに限られていましたが、「リサイクルショップ(thrift stores)」やオンラインの「再販プラットフォーム」が普及したことで気軽に売買が出来るようになっています。


一般的なアパレル市場と比べて古着の市場が21倍のスピードで拡大しているというデータもあります。

是非この機会に、古着の再販プラットフォームをチェックしてみてはいかがでしょうか。


KAPOK KNOTのInstagramでもメンバーのチャレンジを発信していきます 。

@kapok_knot_jpをタグ付けして#kapokactionで是非SNSに投稿お願いいたします!


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