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Article: KNOT Lab. time Vol.3

KNOT Lab. time Vol.3

なぜKAPOK KNOTは「軽くて暖かい」のか

こんにちは!KAPOK JAPAN マテリアルチームの佐伯です。
前回に続き、KAPOK KNOTの“素材の裏側”を深掘るシリーズ、KNOT Lab. time 第3回をお届けします。

今回のテーマは、KAPOK KNOTのものづくりの中心にある素材「カポック」についてです。
KAPOK KNOTのアウターについて、お客様からよくこんなお声をいただきます。
「思った以上に軽い」
「薄いのに、ちゃんと暖かい」
この感覚は、デザインやパターンだけで生まれるものではありません。

その理由は、中に使われている“素材そのもの”にあります。


そもそも、カポックとは?

カポックとは、熱帯地域に自生するカポックの木の実の中から採れる天然繊維です。
ダウンや化学繊維とはまったく異なる成り立ちを持ち、一本一本が空洞になった、非常に軽い構造をしています。
KAPOK KNOTでは、このカポックが持つ特性に着目し、アウターの中綿素材として6年間向き合い続けてきました。


 

なぜ、カポックは「軽くて暖かい」のか

カポックは、ただ「天然素材だから」「環境にやさしいから」選ばれているわけではありません。
KAPOK KNOTがアウターの中綿素材としてカポックを使い続けている理由は、着たときの体感に直結する、確かな機能・特徴があるからです。
ここからは、1月17日に6周年を迎えるKAPOK JAPANにちなみ、カポックが本来持つ6つの機能・特徴を、ひとつずつ見ていきましょう。


1. 圧倒的な軽さ

― 繊維の中に“空気”を持つ構造

カポック繊維の最大の特徴は、一本一本が”中空構造(ストロー状)”になっていることです。
繊維の中に空気を含むことで、素材そのものが非常に軽く、同じ暖かさを得るために必要な「重さ」を大きく減らすことができます。
その結果、KAPOK KNOTのアウターは身体に自然となじむ、軽やかな着心地を実現しています。


2. 吸湿発熱性

― 湿気を熱に変えて、内側から暖める

カポックが持つ2つ目の特徴が、吸湿発熱性です。
人は寒い環境でも、わずかに汗や水分を発しています。
カポック繊維は、そうした体から出る湿気を吸収し、その過程で熱を生み出す性質を持っています。
この働きによって、外から強く暖めるのではなく、体の内側に近いところで、じんわりと暖かさを保つことができます。
そのためKAPOK KNOTのアウターは、着始めた瞬間に強い熱を感じるというよりも、
着ているうちに、自然と暖かさが続くような着心地が特徴です。


3. 空気をため込む、高い保温性

― 暖かさの正体は、繊維そのものではない

冬の暖かさを決めるのは、素材の厚みよりも、どれだけ空気を閉じ込められるか
中空構造を持つカポックは、繊維の内部と、繊維同士の間に空気層をつくり出します。
この空気層が体温を逃がしにくくし、薄くても、しっかり暖かい状態を保ちます。

4. ムレにくさ

― 吸放湿性によって、快適さが続く理由

一般的な中綿素材では、「暖かいけれど、歩くとムレる」という不快感を覚えたことがある方も多いかもしれません。
カポックは、空気を含みながら、湿気を吸い、必要に応じて放出する「吸放湿性」を持つ素材です。
体から出る余分な湿気をため込みすぎず、状況に応じて外へ逃がすことで、衣服内の環境を安定させます。
そのため、保温性がありながらも、ムレにくく、体温調整がしやすいのが、カポックならではの特徴です。


5. 素材としてのサステナブル性

― “我慢するエコ”ではないという考え方

カポックの木は非常に自生力が強く、農薬や大量の水を必要とせずに育ち、実を収穫するだけで繊維を得ることができます。更に木の実由来の繊維のため、木の伐採も必要がないのです。
ただしKAPOK KNOTが大切にしているのは、「サステナブルだから選ぶ」のではなく、機能や着心地、デザインとして優れていることが先にあるという考え方です。
その結果として、選んだ素材がサステナブルでもあった。
そんな自然なあり方を目指しています。


6. アニマルフリーという選択

― ダウンに依存しない中綿素材

カポックは植物由来の繊維です。
羽毛を使わないため、アニマルフリーという側面も持っています。
KAPOK KNOTでは、「暖かさや快適性を妥協しない」ことを前提に、動物に依存しない中綿素材としてカポックを選んできました。

 

おわりに

ここまで、カポックが持つ6つの機能・特徴についてご紹介してきました。
KAPOK KNOTが大切にしているのは、軽さや暖かさといった一部の性能だけではなく、日常の中で無理なく快適に着続けられることです。
素材そのものが持つ特性を理解し、アウターとして最適な形に落とし込む。
その積み重ねが、KAPOK KNOTのものづくりの基盤になっています。

1月17日に6周年を迎えた今、あらためて素材に目を向けてみることで、普段何気なく着ている一着の背景を、少しだけ感じていただけたら嬉しいです。

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