6月5日は世界環境デー | 今年のテーマや取り入れたい選択をご紹介

6月5日は何の日か、みなさんご存じですか？

6月5日は「世界環境デー」です。 1972年にストックホルムで開催された国連総会、国連人間環境会議にて制定され、英語名では「World Environment Day」と呼ばれています。日本でも欧州に続き、環境問題やSDGsへの関心が高まりを見せる中で、この「世界環境デー」を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。日本では6月を「環境月間」と呼ばれるほど、注目を浴びる記念日なのです。

世界環境デーを制定したその目的は、「環境保全への意識を高めるための活動を推進すること」。さらに、毎年「環境の日」にはテーマが設けられています。今年2024年のテーマは「私たちの土地、私たちの未来。私たちは #再生の世代」(Our Land. Our Future We are #GenerationRestoration)

世界中で干ばつの被害は地球温暖化に伴い年々拡大しており、CO2を含む温室効果ガスの放出により、地球の気温が上がり、本来水資源が乏しかった地域に影響を与え、砂漠化が各地で進行、2050年までには世界人口の約3/4が干ばつにより生活に支障が出ると言われています。

現在、環境問題により私たち人間の生活が脅かされていることには間違いありません。過去の人間活動が主な要因となり、環境問題が発生してしまいました。そんな環境を問題を解決できるのは、同じ人間、今の時代を生きる私たちです。世界中では、干ばつに限らず、森林火災や大気汚染、ごみ問題など、さまざまな環境問題が私たちの身の回りで起こっています。一見関係なさそうなニュースにも、環境問題が絡んでいることも多々あり、非常に複雑化しているのです。

私たち人間の暮らしは、地球の恩恵があってこそ成り立つものです。普段の生活を見返すと、「あのとき、もうちょっと地球に配慮した行いができたかも...」と感じる瞬間はありませんか？

少しでも日常の中で地球にやさしい取り組み、サステナブルな暮らしを意識することで、その小さな積み重なりが世界中で集まり、大きなインパクトを生み出すことに繋がります。

“衣”から始めるサステナブルな暮らし

近日では企業でのCO2削減や脱酸素等の地球環境に配慮した取り組みも目立ちますが、個人単位で取り組めるサステナブルな暮らしも同時に注目されています。

日常生活に欠かせない「衣食住」。この衣食住におけるさまざまな観点において、地球に優しい取り組み・選択を心がけることができます。

そこで本日は、サステナブルファッションブランドKAPOK KNOT(カポックノット)が取り入れている地球にやさしい新素材「カポック」について紹介します

環境負荷の少ない素材「カポック」

KAPOK KNOTが商品に使用している自然由来の素材「カポック」。

カポックとは、主に東南アジア、インドネシアにて自生している植物で、KAPOK KNOTでは、その木の実の中に詰まっている綿を洋服や雑貨、寝具などのアイテムに使用してます。

そんなカポックの特徴は3つ。

その①「軽さ/Lightness」

カポックは、繊維の中が空洞(中空)になっているため非常に軽い素材。およそコットンの1/8の軽さと言われています。「たった500gでダウンの暖かさ」を実現できるのはカポックのおかげなのです。

その②「あたたかさ/Warmness」

カポックは空気の層が湿気を吸って暖かくなる「吸湿発熱」という機能を備えており、「木に実るダウン」と呼ばれるほど。ダウンと同様のあたたかさを持つため、その機能が注目されています。

そのカポックを特殊加工しシート状にしたものが「カポックシート」。
約5mmの薄さで、KAPOK KNOTのアウターや寝具に取り入れられています。

その③「成長過程が環境にやさしくアニマルフリー/Sustainable and Animal Free」

カポックの木の実は収穫する際、その木を伐採する必要がありません。水やりを必要としないため少ない水資源で育ち、強い農薬も必要ありません。とても成長過程において地球にやさしい素材なのです。
加えて、KAPOK KNOTのカポックシートを使えば、通常ダウンに使われる水鳥の羽は一切使用しないため、動物性を用いない“アニマルフリー”のダウンが完成します。