Article: ダウンは家で洗える?洗濯表示の見方・失敗しない洗い方・乾かし方|洗えるアウターの選び方
ダウンは家で洗える?洗濯表示の見方・失敗しない洗い方・乾かし方|洗えるアウターの選び方
寒い季節が終わる頃、ふと気になるダウンの汚れ。「襟や袖口が黒ずんできたけれど、これって家で洗えるの?」と迷いますよね。
結論からお伝えすると、洗濯表示に「桶(おけ)のマーク」か「桶に手を入れたマーク」があれば、ダウンは家で洗えます。桶に×がついていれば家庭での洗濯はできないので、クリーニングに出すのが正解です。
この記事では、洗濯表示の見方から、洗える・洗えないの判断、手洗いと洗濯機それぞれの手順、いちばん失敗しやすい乾かし方、クリーニングに出す目安までを順番にまとめました。最後に、毎年の洗濯が負担な方へ「次は洗えるアウターを選ぶ」という考え方もご紹介します。
毎年の洗濯やクリーニングが気になる方へ。家で手洗いできるアウターもあります。
洗えるアウターを見るまず洗濯表示を確認|家で洗えるかは「桶マーク」で決まる
家で洗えるかどうかは、服の内側についている洗濯表示(取扱表示)を見れば分かります。日本の洗濯表示は JIS L 0001 という規格にもとづいていて、「家庭洗濯・漂白・乾燥・アイロン・商業クリーニング」の5つの記号が左から順に並んでいます。
ダウンを洗うときに見るのは、主に「家庭洗濯」「乾燥」「商業クリーニング」の3つです。
| 記号 | 意味 | ダウンの場合 |
|---|---|---|
| 桶マーク(中に数字) | 数字の温度を上限に洗濯機で洗える。下線1本は「弱い洗濯」、2本は「非常に弱い洗濯」 | 家で洗える。下線があれば弱水流のコースで |
| 桶に手を入れたマーク | 40℃(または30℃)を上限に手洗いできる | 家で手洗いできる |
| 桶に× | 家庭での洗濯禁止 | クリーニングへ |
| 四角の中に円(タンブル乾燥) | 点2つは排気温度80℃まで、点1つは60℃まで。×は禁止 | 点1つなら低温で乾燥機が使える |
| 四角の中に線(自然乾燥) | 縦線はつり干し、横線は平干し。左上の斜線は日陰干し | 表示どおりに干す |
| 丸の中にP・F・W | P・Fはドライクリーニング、Wはウエットクリーニングができる | お店に出すときの目安 |
なお、洗濯表示の規格は2024年に改正され、一部の記号のデザインが微修正されました。読み方の基本は同じなので、古い服も新しい服もこの表で確認できます。
家で洗える?洗えない?判断の目安
洗濯表示で「洗える」となっていても、素材や汚れ方によってはクリーニングのほうが安心な場合があります。迷ったときは、次の表で確認してみてください。
| 確認するところ | 家で洗ってよい目安 | クリーニングが無難 |
|---|---|---|
| 洗濯表示 | 桶マーク・手洗いマークがある | 桶に×がある |
| 表地・付属 | ナイロン・ポリエステルなど | レザー・ウール、取り外せないファーや装飾がある |
| 汚れ | 襟・袖口の皮脂汚れ、全体のくすみ | 広い範囲のシミ、何の汚れか分からないもの |
| 乾かす環境 | 数日間、日陰で干しておける | 干す場所や時間が取れない |
羽毛製品の業界団体のQ&Aでは、水洗いそのものは羽毛への影響が少ない一方で、側生地(外側の布)が縮んだり傷んだりすることがある、と説明されています(羽毛ふとんについての説明です)。つまり気をつけたいのは、中の羽毛よりも表地や縫い目、乾かし方のほう。高価なものや思い入れのある1着は、無理せずプロに任せるのも立派な選択です。
失敗しないダウンの洗い方|手洗いと洗濯機の手順
洗い方の基本は「中性洗剤で、やさしく、短く」です。手洗いでも洗濯機でも、準備は共通です。
洗う前の準備
- ポケットの中を空にして、ファスナーやボタン、面ファスナーをすべて閉じる
- 取り外せるフードやファーは外す
- 襟や袖口の汚れには、薄めた洗剤を含ませたスポンジで軽くたたいておく
洗剤はダウン専用洗剤か、おしゃれ着用の中性洗剤を選びます。大手アウトドアメーカーの公式案内では、弱アルカリ性の洗濯洗剤はダウンのタンパク質を傷めるため使わないよう案内されています。手持ちの洗剤を使うときは、ボトルの「液性」の表示が中性かどうかを確認してから使いましょう。
手洗いの手順
- 洗面台や浴槽に、洗濯表示の温度を超えないぬるま湯をため、洗剤を溶かす
- ダウンをたたんで沈め、空気を抜くように手のひらで押す・離すをくり返す(押し洗い)
- 水を替えて、泡が出なくなるまで同じように押してすすぐ
- ねじって絞らず、押して水を出したあと、乾いたバスタオルで挟んで水気を取る
洗濯機の手順
- たたんで洗濯ネットに入れ、ダウンだけで洗う
- 「手洗い」「おしゃれ着」「ドライ」など弱水流のコースを選ぶ(名称は機種により異なります)
- ダウンは水に浮きやすいので、洗い始めに手で沈めて水を含ませる
- 脱水は短めに。長く回すと生地が傷んだり、羽毛が片寄ったりする原因になります
| 項目 | 手洗い | 洗濯機 |
|---|---|---|
| 必要な洗濯表示 | 手洗いマーク または 桶マーク | 桶マーク(手洗いマークのみなら洗濯機は避ける) |
| 生地への負担 | 小さい | コースと脱水時間しだい |
| 手間 | かかる(すすぎと水切りが重い) | 少ない |
| 向いているケース | 薄手のダウン、はじめて洗うとき | 表示で洗濯機OKの普段使いのダウン |
乾かし方がいちばん大事|片寄りを戻すコツ
ダウンの洗濯で失敗が多いのは、洗うときより乾かすときです。羽毛は水を含むとしぼんで固まりやすく、そのまま乾くと片寄りやボリューム不足が残ります。
自然乾燥のコツ
- 洗濯表示の干し方(つり干し・平干し・日陰)に従う。迷ったら風通しのよい日陰で
- 半乾きの段階で何度か、全体を手でたたいたり、固まった羽毛を指でほぐしたりする
- 表面が乾いても中は湿っていることが多いので、羽毛の固まりがなくなるまでしっかり乾かす
乾燥が不十分なまましまうのは要注意です。羽毛は吸湿性があるため、生乾きや湿気の多い保管では微生物が増えて、においの原因になりやすいとされています。大手アウトドアメーカーの公式案内でも、仕上げとして1週間ほど風通しのよい日陰で乾かすよう案内されています。乾燥機の使用は洗濯表示に従い、表示が無いものや迷うものは自然乾燥にしてください。
やりがちな失敗と、クリーニングに出す目安
家で洗うときの失敗は、ほとんどが「表示を見ない・強くしすぎる・乾かしきらない」の3つから起こります。
- 洗濯表示を見ずに洗う:桶に×のものを洗うと、縮みや型崩れにつながります
- 弱アルカリ性の洗剤で洗う:中性洗剤かダウン専用洗剤を使いましょう
- ねじって絞る・長く脱水する:生地や縫い目の傷み、羽毛の片寄りの原因に
- 日陰干しの表示なのに直射日光で干す:表示の干し方に従います
- 生乾きのまましまう:においの原因になりやすいので、中までしっかり乾かします
一方で、こんなときはクリーニングに出すのがおすすめです。
- 洗濯表示の桶に×がある
- レザーやファー、装飾など、水に弱いパーツがついている
- 広い範囲のシミや、落ちにくそうな汚れがある
- 干す場所や、数日乾かす時間が取れない
料金はお店や地域、撥水加工などのオプションによって差が大きいので、店頭や料金表で事前に確認しておくと安心です。国民生活センターは、クリーニングのトラブルを防ぐために、預けるときと受け取るときに衣類の状態をお店の人と一緒に確認するよう呼びかけています。
「毎年のクリーニング代と手間が気になる」なら、家で洗えるアウターという選択肢も。
エアーライトジャケットを見る毎年の洗濯が気になるなら|次は「洗えるアウター」という選び方
ダウンは家で洗えますが、乾かすまでを含めると手間がかかるのも事実です。だからこそ次に買い替えるときは、「家で気軽に洗えるか」を選ぶ基準のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
KAPOK KNOT のアウターは、中わたに木の実から採れる植物繊維「カポック」を使っています。羽毛を使わないアニマルフリーの中わたで、KAPOK KNOT のアウターは全商品、ご自宅で手洗いいただけます。
エアーライトジャケット Unisex(¥39,800・税込・記事執筆時点)
- 重さ約500gで、ダウンと同等の暖かさ(自社サーモグラフ計測:3℃環境・着用1分後)
- 素材:表地ナイロン100%、中わたリサイクルポリエステル70%・植物繊維(カポック)30%、裏地ポリエステル100%(商品ページの素材表記)
- 撥水加工の表地で、急な雨や雪にも対応
- カラーはブラック・カーキ・グレージュの3色
- 家で手洗いできる。商品ページでは、洗濯ネットの使用、柔軟剤はなるべく避ける、長時間の浸け置きをしない、といった注意点が案内されています
正直にお伝えすると、手洗いのあとは乾くまで湿度や製品にもよりますが1〜2日ほどかかりますし、極寒地向けの厚いダウンの代わりになるものではありません。日本の街の冬を、軽く、気兼ねなく過ごすための1着です。最新の在庫は商品ページでご確認ください。
KAPOK KNOT のお手入れは4ステップ
- 事前準備:ほこりを落とし、ボタンとファスナーを閉じる。ご家庭の洗剤で大丈夫です(ダウン専用洗剤があればそちらでも)。色移りを防ぐため単体で洗います
- 洗い方:ぬるめのお湯に洗剤を溶かし、やさしく押し洗い。全体を2〜3回押せば十分で、洗いすぎはNGです。すすぎは水を替えて、泡が立たなくなるまで
- 脱水:絞るのはNG。手で押して水を出し、乾いたバスタオルで挟んで水気を取ります。撥水加工の表地は裏返すと水が抜けやすくなります
- 干し方:乾燥機は使わず、形を整えて陰で吊り干し。内側まで乾いたら完了です。表地は上質な生地なので、洗うときは洗濯ネットに入れ、乾かすときもやさしく扱ってください
淡色の一部商品には脱水についての注意点があります。詳しい手順と写真は、お手入れ記事でご確認ください。
→ KAPOK KNOTアウターのお手入れ方法
ダウンの洗濯についてよくある質問
Q. ダウンは洗濯機で洗っても大丈夫?
A. 洗濯表示に桶マーク(洗濯機での洗濯OK)があれば、洗濯機で洗えます。洗濯ネットに入れ、弱水流のコースで、脱水は短めにしてください。手洗いマークだけの場合は手洗いにし、桶に×があればクリーニングに出しましょう。
Q. ダウン専用の洗剤がないときは何で洗えばいい?
A. おしゃれ着用の中性洗剤で代用できます。弱アルカリ性の洗濯用洗剤はダウンを傷めるとされているので、ボトルの「液性」が中性かどうかを確認してから使ってください。
Q. 洗ったらダウンがぺちゃんこになった。元に戻せる?
A. 中までしっかり乾かしてから、全体を手でたたいてほぐすと、ふくらみが戻りやすくなります。半乾きのうちに何度かほぐしながら、風通しのよい日陰で時間をかけて乾かすのがコツです。しぼんだままなのは、まだ中が湿っていることが多いです。
Q. ダウンを洗うタイミングはいつがいい?
A. 汚れが気になったときと、シーズンの終わりにしまう前が洗うタイミングです。汚れや湿気を残したまま保管すると、においや傷みの原因になりやすいので、洗ったあとは完全に乾かしてから、通気性のよい場所にしまいましょう。
Q. 家で気軽に洗えるアウターはある?
A. カポックなど植物由来の中わたを使ったアウターには、家で手洗いできるものがあります。KAPOK KNOT のアウターは全商品ご自宅で手洗いでき、エアーライトジャケットは約500gで、ダウンと同等の暖かさ(自社サーモグラフ計測:3℃環境・着用1分後)です。
まとめ|表示を見て、やさしく洗って、しっかり乾かす
ダウンの洗濯は、洗濯表示を確認する → 中性洗剤でやさしく洗う → 片寄りをほぐしながら中までしっかり乾かす、この3つを押さえれば家でも十分にできます。表示に×がある、水に弱いパーツがついている、干す時間が取れないといったときは、無理せずクリーニングに任せましょう。
そして、毎年の洗濯やクリーニングが負担に感じるなら、次の1着は「家で気軽に洗えるか」で選ぶのもひとつの方法です。
約500gで、家で手洗いできる。次の冬は、洗濯に気兼ねしないアウターを。
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