KAPOK KNOTが発信するWEEKLYサステナブル情報
「KNOT a DAY」
「KNOT a DAY」は日本語にすると、「1日を紡ぐ」つまり「1日1日を丁寧に過ごしていこう」という思いが込められています。また、響は英語で「NOT a day」と同じで、「サステナブルな生活や環境保護はたった1日で実現出来るものではなく、コツコツやり続けることが大切」というメッセージも含まれています。
毎週月曜日の朝7時に、通勤や通学中に読んでいただけるサステナブルに生活するためのヒントや、サステナビリティーについての理解を深めるために役立つ情報をお届けします。
<今週のkishowの一言>
Knot a Day vol.13は、ついにカポックの特集です!
謎の多いカポックという植物について、
自称日本一詳しいカポックノットチームが書いた内容になっています。
ちなみにこちらに私がカポックと出会った際の、
体験記もまとめております。
読みやすい記事なので、是非こちらもどうぞ。
~カポックの収穫時期と方法~
遥か遠くインドネシアの地で出会った”カポック”。
まだまだ知られていない、カポックについてや豆知識をお届けします。
今回はカポックの収穫の時期や方法についてご紹介します。
木になるカポックの実は、どのように収穫されるのでしょうか。
収穫方法は木登り?
カポックは木の実です。そのため、収穫の流れは大きく分けて2つになります。
•木の枝からカポックの実を落とす
•落とした実を袋に詰める
簡単に見えますが、これがとても大変。
カポックの木は成長すると通常10mほどですが、
なんと最大70m以上にもなるといわれているんです。
代表の深井喜翔がインドネシアで見た際は、そこまで大きくはありませんでした。
木に登るだけでも一苦労。
木登りして、実を一つひとつ落とすを繰り返します。
また、樹齢5年〜50年の木では、木1本当たり300〜400個の果実がなると言われています。
約50年に渡って毎年実を生らし、しかも自生力が強く、水や肥料もほとんど必要のないカポックは生産者にも地球にも優しい植物です。
収穫の時期
収穫の時期は8月〜11月です。
カポックの実は雨に濡れてしまうと品質が下がってしまいます。また、成熟して時間が経過するとカポックの実は皮が割れて繊維が露出します。
そのため、収穫のタイミングは雨季に入る前かつ、実が成熟する前に終えなければいけないのです。
しかし近年は乾季と雨季の境目が曖昧なため、収穫のタイミングが難しくなっているようです。
カポックから繊維が取れるまで
カポックの実が収穫された後は、実から繊維を取り出します。
実を割り、まずは芯を取り除き、繊維と種を取り出し選別します。
この作業、全て手作業で行っています。
機械作業は効率がいいですが、選別の精度に差が出るため、手作業で行なっています。
取り出された繊維たちは天日干しして、乾燥させます。乾燥したら、機械で異物(残った種や皮など)を除去して、ようやく商品としての繊維になるのです。
実は、残った種や殻も有効活用することが出来ます。
綿を取り除いた殻は可燃性が高いため、家庭用燃料として調理時などに使用されたり、食品加工会社にで燃料用として販売されています。
種からは油分を抽出することができ、カポック油として食用や豚の肥料に使用されます。油を抽出し終えた種のカスも家畜の餌に加工したり、キノコやジャガイモの肥料として使用されます。
このようにカポックは成長過程も、木の実としても非常にサステナブルなんです。
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いかがだったでしょうか。
カポックの実から繊維を取り出すまでには、収穫・選別と複数の行程を経て、時間をかけて行われていることが分かりました。
ふわふわで気持ちのいい触り心地のカポックは、現地の方々の作業によって私たちの元に届くのです。
これからも知られざるカポックの秘密をご紹介していきますのでお楽しみに!
ここでは、KAPOK KNOTが気になった世の中のサステナブルなニュースをいくつかご紹介いたします。
◆いよいよポルシェから、サステナブルかつ驚異の加速力をもつ電気自動車が誕生!
◆海のサステナブルに特化したD2Cストア「BLUSUS」誕生
今日から簡単に始められるサステナブルな活動を提案するコーナーです。
まずは1週間、私たちと一緒に活動してみませんか?
今週は➡
~ロウソクをともしてリラックスしつつ節電を~
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