KAPOK KNOTが選ぶ「未来をつくる天然素材5選」

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KAPOK KNOTは、「カポック」という植物由来の天然素材を使って洋服を作っているブランドです。「カポック」はインドネシアの街中に自生している植物で、その木の実の綿をシート状に加工し、洋服の中綿として使用しています。

当たり前に生えている植物だからこそ植林する必要がなく、ダウンのように水鳥から羽をむしり取る必要もない。

そんな「カポック」のように環境負荷を軽減でき、持続可能な未来に貢献する天然素材をご紹介します。


◆天然素材とは◆

一般的に、自然界に存在するものを使って作られる素材のことを指します。

天然素材は、動物の毛皮などを使った「動物繊維」、植物の茎や綿などを使った「植物繊維」の大きく2つに分かれます。

今回は、そんな天然素材の中でも環境への負荷が低い「植物繊維」や、100%ではないものの天然由来の成分を多く含んだ新素材を、5種類厳選してご紹介したいと思います。

 

1.りんごからできたレザー

レザーというと、これまでは牛革やヤギ革が一般的でしたが、最近は動物由来ではないレザーが続々登場しています。

今回ご紹介するのは、りんごから作られるレザー「Apple Skin」。

りんごジュースを生産する際に出るりんごの搾りかすをアップサイクルし、ウレタン樹脂や綿などの素材と組み合わせて作られています。産業廃棄物を有効活用でき、動物も傷つけない。環境にも動物にも優しい、革新的な素材です。

この「Apple Skin」を使ったものづくりを行っているのが『LOVST TOKYO』というブランド。

出典:LOVST TOKYO HP


見た目や質感が従来のレザーに近く、軽くて水にも強いというこの素材の強みを生かし、バッグや靴、ベルトなどを展開しています。
 

『LOVST TOKYO』では、りんごだけでなくブドウ、コーンを使ったレザーのアイテムも販売。フルーツや野菜由来の素材にこだわった、今大注目のブランドです。

 

2.卵の殻からできたプラスチック

石油由来の素材の代表格、プラスチックにも天然由来の素材が活用される時代がきています。

米や木などを配合して作られたプラスチック製品はこれまでにもありましたが、近年開発されたのは卵の殻を使ったバイオマスプラスチック素材「PLASHELL®️(プラシェル)」。デザート製造の際に産業廃棄物として出る卵の殻を、有効活用して作られています。

 

出典:増見哲株式会社 プレスリリース

「PLASHELL®️」の成分は卵の殻が60%、プラスチックが40%の割合。卵の殻はそのほとんどが炭酸カルシウムでできており、適度な耐久性と抗菌性を兼ね備えているため、洋服のボタンや食器などに活用されています。



3.米のもみ殻からできたカーボン素材

ソニーグループが独自開発して話題になったのは、新素材「トリポーラス」。米のもみ殻から生まれた天然由来のカーボン素材です。

もみ殻を原料にすることで独自の微細構造を実現しているトリポーラスには、従来の活性炭よりも多くの物質を高速に吸着できるという特性があります。そのため、水や空気の浄化など幅広い応用が期待されています。

最近では、アパレル業界での応用事例も。イッセイ ミヤケが2021年3月にスタートした『エイポック エイブル イッセイ ミヤケ』では、「トリポーラス」を糸に練り込んだ生地を黒く染色することで、色褪せにくいジャケットやパンツを商品化しました。

出典:FASHIONSNAP.COM
TYPE-I Image by: Hiroshi Iwasaki ©ISSEY MIYAKE INC


米のもみ殻は、世界中で年間約1億トン以上排出されている産業廃棄物。「トリポーラス」はそんなもみ殻の有効活用する手段としても、注目される素材です。

4.農薬を使用せずに育つバンブー素材

竹は、栽培時に大量の水も農薬も必要としないことから、サステナブルな素材として注目が集まっています。

竹の繊維を取り出して作られたバンブー糸は、非常に柔らかいのが特徴。さらに吸湿性も高く、抗菌・防臭とさまざまな機能を兼ね備えています。快適さと環境への配慮を両立できる素材のため、最近では国内外ともにアパレルブランドで採用される事例が増えています。

例えば、オーストラリアのアンダーウェアブランド「ブーディ」では、コットンに比べて水使用量が少なく、滑らかな肌触りを実現できるバンブー糸を採用した商品を展開。竹を約90%含んだスウェットパンツが人気だそうです。

2021年には、日本でバンブー繊維「TAKEFU」を格とした新ブランド『TAKES.』が立ち上がりました。

出典:takes.商品ページ「TAL-001


「TAKEFU」は竹を100%原料に使った天然素材で、もとは医療用ガーゼを作るために開発された繊維でした。『TAKES.』ではその抗菌性や消臭性、吸湿性に注目し、着心地が良く身体にも環境にも優しいTシャツを販売しています。

 

5.木の実由来の繊維「カポック」

最後に、私たちがものづくりに使う「カポック」についてもご紹介させてください。カポックはインドネシアに自生する植物で、私たちはその木の実の綿を使って洋服を作っています。

カポックの特徴は、軽さと機能性にあります。カポック繊維は中が空洞構造になっているため、コットンの1/8ほどの重さしかありません。また、その空洞が寒い時には湿気を吸い、暖かく発熱。暑い時には湿気を放出して、涼しく快適にしてくれる機能を持っているのです。


KAPOK KNOTでは、カポックをさらに広げていくために、他のブランドへの素材提供も行っています。昨年できたのが、『マザーハウス』とのコラボレーションで生まれたパンダのぬいぐるみ「カンカン」。外側の生地は『マザーハウス』こだわりの手紡ぎ・手織りのインド綿カディでできており、中綿にはカポックが使用されています。

出典:E.(MOTHER HOUSE)「カンカン」商品ページ


柔らかな肌触りとお子様も抱っこできる軽さは、カポックだからこそ実現できた特徴です。

 

まとめ

天然素材は環境に優しいのはもちろんのこと、使用する人自身にも優しく、機能性にも優れているものばかりです。本記事でご紹介したもの以外にも、天然素材を使った商品は続々と出てきているので、ぜひ注目してみてくださいね。

そして、今回ご紹介した『LOVST』『マザーハウス』『KAPOK KNOT』の3ブランドの商品に実際に触れていただけるイベント「KAPOK marche」が、現在好評開催中です。

 

 

KAPOK KNOTが日本橋に構えるショールーム「Farm to Fashion base」に、【デザイン】【機能性】【サステナビリティ】の3要素が揃った10ブランドのアイテムが大集合!

ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお越しください!

 【マルシェ詳細】

  • [開催期間] 2022年3月3日(木)~3月27日(日)※月~水は定休日のためお休み
  • [開催場所] 日本橋ショールーム「Farm to Fashion Base」
  • [住所] 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目10-1 宮永ビル 1F
  • ※三越前駅A1出口から徒歩2分 
  • [営業時間] 12時30分~17時30分
  • [マルシェ特設ページ]https://kapok-knot.com/pages/kapokmarche
  • [お願い] ご購入いただいた製品はその場でお渡しとなります。お持ち帰りいただくマイバックをご持参ください。ぜひサステナブルなアクションにご協力ください。

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